本屋さんで売られている、さまざまな書籍について紹介します。
国語辞典の商品一覧
国語辞典は、その国の言葉についてまとめた書籍のことで、日本では日本語の単語や連語、慣用句などの読み方、意味、使用例、類義語、反語、漢字表記・仮名遣い、文献上における初出例などがまとめられています。
これらの単語はあいうえお索引順にまとめられているため、知りたい言葉の頭文字から辞書を引くことで、すぐにその意味を調べることができます。
日本は独特の言い回しや、世代によって使われない言葉も多いため、日常においても、「この言葉の意味がわからない!」と悩んでしまうことがあります。
ですが、国語辞典を使えばこれらの意味をすぐに知ることができるため、学校での使用はもちろんのこと、家庭でも国語辞典が家にある、という方は多いようです。
面白い!!
他の方も書いているように、現実世界の描写を使って言葉を説明している、ユニークな国語辞典。具体的な事柄を使っての概念表現は、辞書として矛盾しているようにも思えるが、抽象的な表現での意味よりも理解の助けになる場合も多い。
三省堂などの、代表的な国語辞典では大抵の言葉を定義できるが、「愛ってなんだろう?」「勇気って?」などと、目に見えないものについて深く洞察したいときなど、この辞書が本領を発揮する。目に見えないものを、現実世界の事例を絡めて定義するので、概念が現実と上手くつりあって、思わぬ良質な理解を得ることが時々ある。そういう意味では宗教や哲学など、抽象的なものを扱う分野での学習に役立つことがあるだろう。参照用として手元に置いて学習しよう。
賛否両論あるが、わたしは高く評価します
旧版では、「恋愛」「実社会」等々、国語辞典としては主観的かつ個性的な語釈が注目されているが、かなりよくできていて、使いやすい国語辞典である。
・語源についての記述が豊富。
・説明が丁寧。
・漢字表記に関して、当て字、正字などの記述が豊富。
・「岩波国語辞典」などに比べて、多岐にわたる分野の言葉を網羅している。
・2色刷りと字体により、読みやすさをかもし出している。
・紙質、表紙が柔らかくて、手によくなじむ。
「引く」以外に、読んでいるとずいぶんためになり、言葉についての知識が豊富になる。ただ、「かぞえ方」欄は、もう少し特殊なものだけに絞ったほうがよいと思う。
時代の空気を映す辞書
私の周りにいる中高生の声を聞く限り、この辞書は“言葉の意味を正確に説明する”という点では使い勝手がよろしくないようですが、内容の面白さについては、保護者の間でも大評判です。
皆さんもご存知のとおり、この辞書は新しい版が発売される度にブームを引き起こします。古くは少女漫画雑誌「りぼん」の読者お便りコーナーで話題になり、赤瀬川原平さんがこの辞書について本をお書きになり、お笑い芸人の千原兄弟がこの辞書をネタにコントを演じられ、最近ではタモリさんが「ジャポニカロゴス」で…、といった風に、メディアでの露出にも枚挙にいとまがありません。
どうしてこの辞書の説明がこんなにも面白いのかというと、やはり、説明が時代の空気を映した風刺になっているからだと思われます。何しろ、この辞書の第一版で「火炎瓶」を引けば、その作り方が書いてあったくらいですから、当時の世相は推して知るべしというものです。
例えば、この辞書の第六版で「マージャン」を引いてみると、次のように書いてあります。
【中国伝来の室内遊戯。竹を裏につけた、百三十六枚のパイを使い、四人で勝負を争う。】
ご存知の方も多いと思われますが、この辞書の昔の版には、さらに【現在サラリーマン・業者・学生の間で大流行】とか【金を賭け、徹夜でする者が多い】という記述が加わっていました。このように、時代の空気に合わせて説明を加えたり省いたりするところが、この辞書の特長だと言えそうです。それでは、この辞書に第六版ならではの記述があるとすれば、それはどのようなものでしょうか?
この辞書を購入されたら、試しに「はまる」の例文をご覧下さい。(既にお持ちの方も、ご存知のなかった方はご覧下さい。)この辞書が、確かに時代の空気を映す辞書であることがご確認頂けると思います。
言葉に興味を持てるようになると思います
まずはGooGleで『新明解国語辞典』と検索してみてください。
一番上に新明解国語辞典のファンサイトが出てくると思います。
この辞書は何気なく引いてみた言葉一つ一つがとてもユニークで遊び心に溢れており、使っていて楽しいです。
例えば
れんあい【恋愛】
特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。
こんな感じです
他の辞書にファンサイトなど存在するでしょうか?<p>確かにこの辞書にはトンデモ辞書な面が確実にあります。
辞書に面白みを求めるというのは間違いだという人には薦められないかもしれません。
しかし全ての学問はその学問の面白さを知った人たちが発展させてきたのです。
勉強の為の勉強では本当に必要な力を身につけるモチベーションにはならないと思います。
金田一京助は言語の面白さを知ったからこそ言語学者になり、本田宗一郎や井深大は機械弄りの面白さを知ったからこそ『ホンダ』や『ソニー』を立ち上げる事が出来たのです。<p>この辞書は辞書はつまらないモノ、勉強は退屈なモノ、そういった意識を持つ人たちが少しでも国語や言語に興味を持つきっかけになりえるモノだと思います。
柴田武代表も認める、ありえない辞書!!
新明解国語辞典は、特殊な辞書を目指したのではない。従来の国語辞典を厳しく批判し、それを乗り越えた、新しい国語辞典を創始しようとしたのである。
その結果は、どうか。事、志と異なり、意味理論の誤解から、「マンション」「老婆」「恋愛」「俗物」「いたちごっこ」「学問への愛」「自己愛」「それはないでしょう」など、国語辞典にあるまじき、多くの非常識なトンデモ語釈を生むこととなった。あろうことか、編者たちも版元もこれを逆手にとって「シャープな語釈」と呼び、それを「売り」にさえしてきたが、それは的外れの宣伝文句(あるいは苦し紛れの言い訳)にすぎない。
欠陥語釈が生まれた背景や理由については、なんと、この辞書の編集委員会の代表、柴田武氏が、自著「語彙論の方法」(三省堂 1988)で、内部告発的に指摘さえしている。山田忠雄主幹が、意味とは、ことばの内容ではなく、ことばの指す現実世界を記述したものだと誤解したことから、「マンション」などのトンチンカン語釈が生まれたと柴田氏はいう。氏の主張は学問的にも常識論的にも十分の説得力をもつ。新明解は山田主幹の下で既に内部崩壊をしていたのである。
意味の意味を取り違えた辞書は、迷妄のなかで危険な低空飛行を繰り返し、項目のあちこちで、語義区分を誤り、用例の配置を誤り、数々の、辞書とは言えない辞書の記述を生みだす。まさにそこには、「辞書がこんなに面白くていいかしら」といった、「不思議な不思議な辞書の世界」が展開することになる。版を重ね、訂正を重ねても、真っ当な記述に立ち戻ることはない。
山田主幹は辞書づくりの方法論で失敗し、柴田代表は山田主幹の失敗を知りつつ、今なお新明解国語辞典の喧伝に余念がない。これは、知的誠実の放棄ではあるまいか。
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