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本屋さんで売られている、さまざまな書籍について紹介します。

小説の商品一覧

小説とは、文章によって物語を表現する書籍のことで、架空の設定・出来事から物語を綴った作品という定義があります。
小説の種類は非常に幅広く、限りなく現実的なやり取りを描いた作品もあれば、ゲームやSFの世界のように、非日常な設定でストーリーを描く作品もあります。
また、十代の若者向けに書かれた小説はライトノベルとも呼ばれ、ヒット作は漫画化やアニメ化などに至るケースもあります。
漫画との違いは、漫画が絵を中心とした表現であるのに対し、小説は絵の表現はほとんどなく、あっても挿絵程度であること、そして音の表現は擬音よりも何かにたとえるような表現で書かれることが多くなっています。

現場からの圧倒的肉声に感動
「おくりびと」を見て、無性に「納棺夫日記」が読みたくなり映画から帰った後に、「おくりびと」のDVDと「納棺夫日記」を購入した。

涙、涙でハンカチが濡れっぱなしだった「おくりびと」とは違って、「その本」の静かな語り口の中に今度は静かな感動が胸いっぱいに広がった。

そこには、納棺夫としてまさに「現場」で無我夢中で人の死に接し、いやおうなく人の「生と死」を深く身体全体で考えさせられることになったひとりの詩人の真摯な語りがあった。それはむごたらしい死や綺麗な死者を送った納棺夫としての仕事の描写だけでなく、死者への愛情が随所に感じられるとともに、それを単に死者の葬送だけで終わらせず、親鸞や宮沢賢治の思想や宗教観、さらには科学と宗教の問題にまで高めて思考していった筆者の真摯な思索が記されていて、読む者に圧倒的に語りかけてくるのだ。

特に、死の瞬間に人が見るであろう「ひかり」についての記述は圧巻だ。

むごたらしい死に方をした死者の蛆に「ひかり」を見た青木新門氏の言葉は胸を打つ。現場に立った人だからこそ語れる言葉なのかもしれない。

「どの場面でも同じように、胸がつまって、止めどなく涙が出てしかたがなかった。
死に近づいて、死を正面から見つめていると、あらゆるものが光って見えるようになるのだろうか。
それはどんな光だと言われても、説明のしようがないように思えた。」

青木氏が語るように、現代は「生」こそがすべて、「死」は忌むべきもの、遠ざけるものという風潮が支配しているが、「この本」の息の長い増刷や「おくりびと」のヒットが示すように、人々はようやく本当の幸せや人生の歓喜は「死」を真摯に見つめることからしか始まらないと思い始めているのではないだろうか。

考えさせられる一冊である。

ご遺体を納める。
 遺体を湯灌し棺に納める仕事をしていた著者が、仕事での出来事や家族や親族の反応、死んだ人達と向き合ってわかった「光」についての解釈をサラリとした文章で綴っています。
 「詩人を志していた」と文中に書かれていますが、たしかに読みやすくわかりやすく訴えている事が直接こころに響いてくる文章。
 押し付けがましいところが無く、端整な文で綴られた詩集のような本。
 それでも内容がとても濃いので、 読後「いい本を読んだな」としみじみと思いました。
 
 

驚異的な境涯
父が急死し、何が何だか分からないまま葬儀を済ませ、荼毘に付した時、斎場の係員の方がとても
気さくで親切で、安心を覚えました。
私は、もしも転職することがあるなら、この仕事がいいな、と思いました。
納棺夫としての著者の方が、間違いなく生々しい体験をしておられるでしょう。亡くなった人を旅立た
せる仕事というのは、これからも決してなくならないでしょうし、絶対に必要でもあるからです。
第三章は体験があるかないかで全然違います。読んで、理解した気になって、これは素晴らしいと思
えたとしても、体験がなかったら、よくある啓蒙書を読んだのと大して変わりません。
私は「教行信証」は知りませんが、『光顔巍巍』のエピソードで大無量寿経が真実の教えであると断定
するくだりは、理論や理屈で証明することのできない、素晴らしい味わいがあります。
著者が宗教を専門にすることなく、同じ境涯に到達しているのは、驚異であります。
生老病死という四苦にふれて釈尊が出家し、仏教が誕生したのであるなら、仏教はもっとも人の死に
馴染む宗教であるはずです。
葬式だけでなく、威力を発揮してほしいものです。

ここまで言ってもらうと 痛快!
ご存知の通り、本木雅弘さん主演 アカデミー賞受賞映画「おくりびと」の原案本。
「映画を観たらやはりこの本を読まなきゃ駄目でしょう?」、と言うことで購入。

しかし驚くのは、本木さんが15年前にこの本を読んでいたということ。
当時20代であったであろう人が、何故にこんな地味な本を?どのような経路でこの本に行き着いたのか?が非常に興味深い。


さて、この本は、小説でもなく、日記でもない。
しかし、職業柄事実がここに記されているので実に痛快で面白い!やはり現場の生の声は真実味があり、言葉の一つ一つが実に重い。

普通「死」は陰なるもので、一般の生活ではタブーとされ、自ずと避けるべき話題のひとつとなっている。また、その「死」を語る際は、通常「宗教」とどうしても絡んでしまいがちで敬遠される。
しかし、著者のように宗教が絡まず現場の人が語る「その現場」は、実にリアルで興味深い。

また、何と言っても面白いのは文中P82
「私が、この葬送儀礼という仕事に携わって困惑し驚いたことは、一見深い意味を持つように見える厳粛な儀式も、その実態は迷信や俗信がほとんどの支離滅裂なものであることを知ったことである。迷信や俗信をよくぞここまで具体化し、儀式として形式的できたものだと思うほどである。」

さらに強烈なのは、P135
「死は医者が見つめ、死体は葬儀屋が見つめ、死者は愛する人が見つめ、僧侶は死も死体も死者もなるべく見ないようにして、お布施を数えているといった現状があるかぎり、懇意地の宗教に何かを期待するほうが無理といえよう」

私が好きな部分は同じページに記されているこの部分
「生に絶対の信を置いてきた今日の人々にとっては、死は悪であり、忌み嫌うべきものであり、排除されるべきものである」

要するに、「人は生まれた瞬間から死に向かって生きており、常に死は生と裏腹で、近くに認め生きていかねばならぬ」と、いうことです。

しかし、
理論ではなく、現場にある事実に勝るものは無い。
こういう風に、現場の人間にこうも言われたんじゃお坊さんを始め各宗教家かもたじたじです。

自分の「死」を考える意味でも是非読んでおきたい一冊である。

*注:
第3章の「ひかりといのち」は、色々な文献を持ち出したかなり難しい箇所です。興味の無い方は、ここはさらさらと読み流しましょう。でも、著者はこの仕事をやることで「死」というものをここまで掘り下げ、見つめたということです、頭が下がります。と、言うか、ここまで追求しないと目の前にある「死」というものを、職業にはできなかったのでしょう。

納棺夫の死生観や宗教観の深い内容の書。
私はこの年齢まで納棺は葬儀社の段取りの一つで、化粧や衣装は葬儀の準備位に思っていた。祖父母や親の葬儀もそれほど儀式ばった納棺風景は見たことがなかった。しかし映画と本書で作法や儀式としての納棺がよく理解できた。納棺夫とは死者を棺に納める仕事に従事する人であり、著者青木氏の造語の由。「映画」は納棺の手順や形の日本文化としての紹介の気がした。外国人からは映像の美と形式美が至極日本的で深い神秘に映ったことだろう。一方で本書は納棺を通じて、死に方、生と死、浄土真宗、親鸞と蓮如をじっくり深く考える時間をくれた。つまり奥深く内容が濃い書だ。読者の多くは、納棺夫が一種の伝統的な手法で死者を旅立ちさせてくれるという綺麗なイメージで映画とダブらせているのではないか。私は本書を読んで、死体を扱う厳しさと、生業としている方々に頭が下がる思いがした。つまり納棺夫のみならず、医師、看護師、火葬場、警察鑑識課、司法解剖担当、大学解剖学教室等々が、病死のみならず轢死、交通事故死、火災事故死、水死、首吊りという凄惨な状態の方々の処置も施す。特に夏には触れることも難しいとされる腐乱死などは、どちらも非常に悲惨な状態になる。老人の孤独死体が無数の蛆虫と共に発見されるという描写部分は今後確実に増えると思うと愕然とする。
本書は前半の「納棺夫日記」が、第1章と第2章が具体的現場の体験記、第3章が死や死後の世界、親鸞等々の仏教に関する内容だ。そして後半には「納棺夫日記を著して」という編成だ。特に親鸞の大無量寿経、教行信章、自然法爾章となるととても難しい。ゆっくり考えながら、確認しながら、一語ずつ噛みしめて読みたい。また全体を通じて宮沢賢治、金子みすず、鈴木章子さんらの詩が散りばめられ素晴らしい。よって映画を見て本書を読む場合には、両者は完全に切り離して、映画の残像は一旦消して本書を読むことをお勧めする。

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